子どもはあっという間に成長し、気に入って買ったベビー服もすぐにサイズが合わなくなってしまいます。1回しか着せていない、あるいは一度も着せないまま保管していた、というケースも珍しくありません。そんなとき、捨てるよりも「買取に出して誰かに使ってもらう」という選択肢が今注目されています。近年はベビー服のリユース市場が拡大し、状態が良いものであれば意外と高く売れることもあります。この記事では、買取に出せる「ベビー服の種類」を中心に、どんなアイテムが売れるのか、どこに出せばよいのか、査定を上げるポイントなどを詳しく解説していきます。
ベビー服のリユース市場が拡大している理由
以前は子供服のリユースといえば、親戚や友人同士での「お下がり」が主流でした。しかし近年はリユースショップやフリマアプリの普及により、だれでも手軽に「売る」「買う」ことができるようになり、ベビー服もリユース市場で大きな存在感を示しています。理由のひとつは、ベビー服の使用期間が極端に短いことにあります。0歳から2歳くらいまでの服は、サイズアウトのスピードが早く、ほとんど着ていない状態でタンスに眠っていることが多いため、状態の良い服が多く出回っているのです。また、環境保護の観点からリユース品を選ぶ家庭も増えており、「使えるものは大切に」という価値観の広まりが市場の成長を後押ししています。
買取対象になる「ベビー服の種類」とその特徴
ベビー服といっても多種多様で、どのアイテムが買取対象になりやすいかを知っておくと手放す際に役立ちます。以下では代表的なベビー服の種類ごとに、買取市場での評価や特徴を解説します。
肌着・ロンパース
新生児期から頻繁に使われる肌着やロンパースは、消耗品という印象があるかもしれませんが、実は状態次第では買取が可能です。特にオーガニックコットンや竹繊維などの肌に優しい素材を使った商品は高く評価される傾向があります。たとえば、国内の有名ベビー用品ブランドやヨーロッパ製の高級肌着は、ママたちからの人気も高く、フリマアプリなどでは定価の半額近い値段で売れることもあります。ただし、使用感が強く出やすいアイテムなので、シミや色あせ、毛羽立ちが目立つ場合は買取不可となることもあります。未使用や数回のみ使用したアイテムが、特に高く売れる傾向にあります。
カバーオール・ツーウェイオール
赤ちゃんの外出時や肌寒い時期に活躍するカバーオールやツーウェイオールは、着脱がしやすく、見た目にも可愛いデザインが多いため人気があります。特に秋冬の季節に向けては需要が一気に高まり、高価買取が見込めるアイテムです。ブランドとしては、ミキハウス、ファミリア、コンビミニなどの日本メーカーはもちろん、PETIT BATEAUやGAP babyなど海外ブランドのものも一定の人気があります。また、裏起毛タイプやモコモコ素材、防寒仕様のジャンプスーツは機能性が高いため高く評価されやすいです。ポイントとして、チャックやボタンの不具合、裏地の毛玉などには注意が必要です。洗濯表示タグがしっかりついていることも査定でチェックされるので、切らずに保管しておきましょう。
セレモニードレス・フォーマル服
お宮参り、百日祝い、誕生日、七五三、記念撮影などのイベントで使用されるセレモニードレスやフォーマルウェアは、着用回数が極端に少ないため非常に状態の良いものが多いジャンルです。そのため、買取市場でも非常に評価が高く、ブランドやデザイン次第では新品価格に近い査定額がつくこともあります。レースやフリル、リボンなどの装飾が繊細なアイテムは、中古でも人気が衰えにくく、次に必要とする家庭に選ばれやすいのです。また、男の子用のシャツとパンツのセット、ネクタイ付きのアイテムなども需要があります。きれいに保管して箱やハンガーがあれば、それも一緒に出すことで価値が高まります。
アウター・防寒着・スノーウェア
冬の外出時に使う防寒着やアウター類も、リユース市場でよく取引されています。特に厚手のジャンプスーツ、フリース素材のジャケット、雪遊び用のスノーウェアなどは、定価が高いため中古でも売れやすい傾向があります。これらのアイテムは使用頻度が限られているため、状態が良いものが多く買取対象になりやすいです。チャックやボタンの不具合、袖口の汚れなどがないかをチェックし、できればブラッシングや軽い洗濯で綺麗にしてから査定に出すと印象が良くなります。冬物は秋から初冬にかけて需要が高まるため、その時期に合わせて売り出すとより高値が期待できます。
上下セットアップ・ブランドギフト服
上下セットになっているベビー服は、見た目が整っており、ギフトとしても選ばれやすいため需要が安定しています。たとえばカーディガンとズボン、またはブラウスとスカートがセットになっているものなどは、特に海外ブランドのラインで人気です。特にBonpoint(ボンポワン)、Konges Sløjd(コンゲススロイド)、Tartine et Chocolat(タルティーヌエショコラ)などは根強いファンが多く、高額査定になることもあります。これらのセットアイテムは、元の箱やタグが残っていればより価値が高まります。ギフトとしてもらったけど着せる機会がなかったというケースでは、未使用のまま保管されていることもあり、非常に状態が良いため、買取に適したアイテムです。
買取できない・査定が下がるベビー服の例
すべてのベビー服が売れるわけではありません。衛生面や状態の問題から買取不可となることもあるため、出す前に一度チェックしておくことが大切です。たとえば、ミルクの吐き戻しや食べこぼしによるシミが目立つもの、全体的に色あせが進んでいるもの、毛玉や破れがあるもの、あるいは記名・刺繍があるものなどは査定が下がるか、買取不可になることもあります。また、流通数が多すぎる低価格帯のノーブランド服は、たとえ新品同様でも査定対象外となることがあるため、事前に店舗やサービスの条件を確認しておくことが大切です。
少しでも高く売るためにできる工夫
査定価格を上げたい場合には、いくつかの工夫をすることで印象が大きく変わります。まずは清潔感が何より大切です。服にアイロンをかけ、毛玉を取り、必要であれば丁寧に洗濯しておくことが大前提となります。また、同じブランドで数点まとめて出すと、「セット売り」として扱われ査定額がアップすることもあります。シーズンの少し前に出すこと、ギフト包装やタグ・付属品があれば必ず一緒に出すこともポイントです。加えて、説明文や買取申込時のメモに「〇回のみ使用」「タグ付き」「ペット・喫煙なし」などの情報を添えるだけでも印象がよくなります。
買取方法の選び方と注意点
ベビー服の買取には、実店舗型、宅配型、フリマアプリ型の大きく3種類があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。実店舗は手間はかかるものの、すぐに現金化できる利点があります。宅配買取は自宅から発送するだけで査定してもらえる手軽さが魅力ですが、返送対応などに時間がかかることもあります。一方、メルカリなどのフリマアプリは高値で売れる可能性がありますが、出品や発送などの手間が大きく、忙しい育児中には不向きなこともあります。それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、自分の状況に合わせて選ぶことが大切です。
まとめ
ベビー服の買取を考える際は、アイテムの種類ごとに評価の傾向が異なることを知っておくことが大切です。肌着やロンパースは状態重視、カバーオールやアウターはシーズンを見て出すことで高く売れやすく、セレモニードレスや上下セットはブランド力が大きなポイントになります。どの方法で売るかによっても手間やリターンが変わるため、自分に合った売り方を選ぶことが満足度につながります。成長とともに役目を終えたベビー服を、次に必要とする誰かに届ける。その流れがより多くの人にとって気持ちのよい循環になるよう、正しい知識をもって行動していきましょう。
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