赤ちゃんはすぐに大きくなるため、ベビー服はほんの数カ月でサイズアウトしてしまうことが多くあります。そのため、近年では古着のベビー服を上手に取り入れて、育児費用を抑えたり、環境に配慮した選択をする家庭が増えてきました。しかし一方で、やはり「古着=誰かが使ったもの」というイメージから、特に気になるのが“衛生面”ではないでしょうか。赤ちゃんの肌は非常に繊細で、少しの刺激や雑菌でも肌荒れを起こしてしまうため、古着を使う際には細心の注意が必要です。この記事では、ベビー服の古着を選ぶときに気を付けたい衛生面のポイント、正しい洗濯方法、安心して活用するための工夫など、具体的な方法をわかりやすく解説していきます。
ベビー服の古着が選ばれる理由
経済的負担を軽減できるのが大きな魅力
新品のベビー服は、ブランドや素材にこだわると1着あたり数千円から1万円近くすることもあります。しかし赤ちゃんは月齢ごとに著しく体が成長するため、着られる期間は数カ月程度と非常に短くなります。その結果、「せっかく買ったのに数回しか着せなかった」「タグを取っただけで未使用のままサイズアウトしてしまった」という経験をする保護者も少なくありません。そのような背景から、状態の良い古着を上手に活用することで、育児にかかる衣類費用を大幅に抑えることができます。特に兄弟姉妹がいないご家庭や一人っ子の家庭では、リユースは非常に賢い選択肢となります。
環境に優しく、サステナブルな育児につながる
育児用品の大量消費が環境負荷を高めているという事実もあり、エコな育児を実践する家庭が増えています。ベビー服のリユースは、資源の節約や廃棄物削減にも貢献できる方法の一つです。近年では“サステナブル育児”という言葉も浸透しつつあり、古着の活用は単なる節約ではなく、社会貢献的な側面も含んでいるといえるでしょう。特にヨーロッパなどでは、親子2代で古着を愛用する文化が根づいている国もあり、日本でも今後はさらに広がっていくと考えられます。
ブランド品や高品質素材の服を手に入れやすい
古着市場では、オーガニックコットンやリネンといった高品質素材のベビー服や、人気の海外ブランドのアイテムがリーズナブルな価格で手に入ることがあります。新品では手が出なかったようなハイブランドのベビー服も、古着なら数分の一の価格で購入できるケースも多く、見た目にもかわいく、おしゃれを楽しみながら育児ができるという喜びもあります。
衛生面で気になるポイントとは?
見た目では分からないリスクが潜んでいる可能性
古着のベビー服は、一見きれいに見えても実際には見えない汚れや雑菌が繊維の奥に残っていることがあります。特に皮脂や汗の成分、母乳やミルクの吐き戻しなどのたんぱく質汚れは、普通の水洗いでは落ちきらない場合も多く、時間が経つと菌が繁殖しやすい環境になります。さらに保管状況が悪ければ、カビやダニの発生源にもなり得ます。こうした見えないリスクは赤ちゃんの肌にとって非常に有害で、アレルギー症状や湿疹の原因になることもあります。
口に入れる癖のある月齢期は特に注意が必要
赤ちゃんは、成長の過程で手にしたものをなんでも口に入れたがる時期があります。特に服の袖や襟元、スタイの端などをしゃぶることが多いため、衛生管理が甘いと体内に細菌が取り込まれる可能性もあります。また、素材によっては劣化した繊維が口内に入ってしまう危険もゼロではありません。清潔に見えても「誰がどう使ったか分からない」という不安を払拭するためにも、使用前の衛生対策は必須です。
安心して使うためのチェックポイント
クリーニング表示やタグの状態をしっかり確認
古着を購入する際は、まず商品に「クリーニング済み」「抗菌処理済み」などの記載があるかを確認しましょう。リユースショップやオンラインストアによっては、洗濯や除菌処理をきちんと行ってから販売しているところもあります。また、タグが残っているか、洗濯表示が読み取れるかも重要な判断材料です。タグが切られていたり、文字が薄れて読み取れないような服は、どういった管理がされていたのか判断が難しくなるため避けた方が無難です。
シミやほつれ、カビの兆候は必ず目視でチェック
洗濯で取れなかった黄ばみや黒ずみは、肌トラブルを引き起こすこともあります。また、縫い目や裏地部分にカビのような点状の変色がないかどうかも確認が必要です。特に汗をかきやすい首元や脇の下、股ぐり部分などは注意深く見ましょう。においも重要なチェック項目です。古い押し入れのようなにおい、香料の強すぎる柔軟剤のにおいがするものは避けるのが賢明です。
衛生面を確保するための正しい洗濯方法
購入後は必ず洗濯と除菌処理を行う
古着を購入したら、まずは着せる前に丁寧な洗濯が必要です。特に赤ちゃんに使用する場合は、大人用の洗剤ではなく、無添加・低刺激のベビー用洗剤を選びましょう。成分に蛍光増白剤や香料、漂白剤などが入っていると、赤ちゃんの肌に刺激を与える可能性があるため避けた方がよいです。また、目に見えない菌を除去するために酸素系漂白剤を併用することも効果的です。
熱と紫外線の力を活用してさらに清潔に
高温での洗濯や乾燥機の使用も衛生面では非常に有効です。洗濯機の「お湯洗い」モードや、60℃程度のお湯で手洗いすることで、繊維に潜んだ雑菌やダニを死滅させる効果が期待できます。また、天日干しをすることで、太陽光の紫外線による殺菌作用も得られます。特に春〜夏の晴れた日には、しっかり日光に当てて乾かすことで、自然な形で衛生を保つことができます。
衛生面に配慮した古着ショップの選び方
専門リユース店や検品基準の高いサービスを活用する
信頼できる古着店やベビー用品のリユース専門サービスでは、入荷した衣類に対して厳密な検品や衛生管理が行われています。販売前に全ての衣類をスチームや業務用洗濯機で除菌・殺菌処理している店舗もあり、こうしたお店を選べば安心感が格段に高まります。オンラインでも「洗濯・除菌済」「シミなし保証」などの記載があれば信頼できます。レビューや口コミで他の利用者の感想を確認するのも良い判断材料です。
フリマアプリや個人売買では質問や確認を忘れずに
フリマアプリで購入する場合は、必ず出品者に対して「どのように保管していたか」「どのくらい使用していたか」「洗濯はいつ行ったか」といった衛生面に関する質問をしてから購入するのがベストです。写真だけで判断せず、においや状態、使用感についても正直に答えてくれる出品者を選ぶことがポイントです。また、発送時に防水梱包やクリーニング済みであることをお願いすると、より安心して取引できます。
家庭内での保管と取り扱いにも注意を
使用しないときは清潔な環境で保管する
季節ごとに使わないベビー服を収納する際も、きちんと洗濯・除菌してから保管することが重要です。湿気を避け、清潔な布製収納ボックスや通気性の良い衣装ケースに入れて、除湿剤や防虫剤を併用することで清潔な状態を保てます。また、数カ月ごとに保管場所を見直し、変色やカビの兆候がないか点検するのも忘れないようにしましょう。
肌に直接触れる衣類は新品と併用するのが安心
下着や肌着、ガーゼ類など、肌に直接長時間触れるものについては、衛生面を特に重視し、新品を使うという方針も有効です。一方、アウターや外出用の服、フォーマルウェアなどは使用頻度も少ないため、清潔な古着を活用するのに適しています。用途や着用時間に応じて古着と新品を上手に使い分けることで、コストを抑えながらも赤ちゃんの健康を守ることができます。
まとめ:衛生面に気を配れば古着のベビー服は安心して活用できる
ベビー服の古着は、費用面でも環境面でも大きなメリットがありますが、その反面、衛生面の管理が行き届いていないと、赤ちゃんの健康に影響を及ぼす可能性もあります。しかし、適切なチェック・洗濯・保管を行えば、古着でも新品と同じように安心して使うことができます。信頼できるお店を選び、購入後はしっかりと洗濯・除菌し、保管時にも清潔を保つよう心がけましょう。赤ちゃんの快適な毎日を守るために、正しい知識と行動で古着を取り入れてみてはいかがでしょうか。工夫次第で、育児もより豊かに、より心地よいものになります。
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